仕事と人を知る

INTERVIEW

「美と用」に
こだわった照明プランで、
働きやすい空間をつくる。

工学部
安全システム建設工学科卒
2018年入社
渡邊 唯

入社理由について教えてください

決め手は、フランクに意見が言えそうな空気

将来は設備設計の仕事がしたい。そう考えるようになったきっかけは、大学の課外授業でした。建て替え中の県庁舎を見学させてもらったのですが、むき出しの天井裏に、ダクトや配管、配線が張り巡らされている光景に目を奪われたんです。「血管や神経みたいに、なくてはならないものなんですよ」。その説明もまた心に刺さりました。ふだん見えない建築設備がいかに重要かを知り、新しい世界に目を向けるようになった出来事でした。
このとき芽生えた設備設計への想いから、ゼネコンを中心に就職活動をしました。よく買い物に行くアウトレットや、街中で見かける高層マンションにも興味があったので、どちらの実績も豊富な三井住友建設には強く惹かれました。最終的に決め手となったのは「人」です。ベテラン社員と若手社員との交流会に参加させてもらったのですが、フランクで自由に意見を言える空気感がすごくいいなと思い、入社を決意しました。

現在、どんな仕事を担当していますか?

物流施設における電気設備の設計

物流施設を中心としたグループに所属し、電気設備の設計を中心に担当。常時3〜4物件を並行して進めています。照明計画から電気配線、容量の計算まで行うとあって非常に専門性が高く、日々学ぶことが尽きません。
大学では構造系を専攻していたため、建築設備については少しかじった程度。ましてや電気設備については、予備知識なんてほぼゼロでした。それでも設計の実務になんとか食らいついていけた背景には、ジョブローテーションがあります。
当社の設備職には、入社後数年で設計と施工のどちらも経験できるという、ジョブローテーション制度があります。私は入社して最初の2年間は設備施工となりました。現場で実際にモノを見てきたおかげで、畑違いだった電気設備の納まりについても、ある程度想像できたんです。今ではだいぶ仕事に慣れ、当社の新たな注力分野である太陽光発電の導入にも挑戦させてもらっています。

やりがいを感じる瞬間は?

クライアントへの提案が採用されたとき

自分のアイデアをカタチにする場面は、思いのほか多い。物流施設には特にその傾向があります。というのも、マンションの場合はデベロッパーがクライアントですが、物流施設では多くの場合、建築のプロではない一般企業がクライアント。そのため、こちらがリーダーシップを取り、積極的にご提案する必要があるからです。
クライアントとの打ち合わせは、毎回毎回が勝負です。自分の考えたプランが伝わるよう事前に提案資料を作成し、当日は、建築の知識がない方にも伝わるよう噛み砕きつつ、魅力を訴求するプレゼンを心がけています。やりがいを感じるのは、最終的にそのアイデアにご賛同いただき、採用となったときです。自分の設計した設備や建物が実際に完成するのを見届けたときは、大きな感動で包まれます。

思い出深いプロジェクトは?

機内をイメージした事務所照明のプランニング

設備設計に異動して最初に担当した、事務所ビルのリニューアルプロジェクトです。廊下の照明に関してクライアントからの要望は、「飛行機の客室みたいにしてほしい」というもの。担当者の方自身も、具体的にどんな空間にすれば良いかわからず、悩まれているご様子でした。
そこで、ヒアリングを重ねながらプランを固めていくことに。「調色できるライン照明にしてみませんか?」「光源を隠して、ふわっとしたやさしい光で演出するのはどうでしょうか?」と提案。一方で、演出に寄せるあまり、空間が暗くなりすぎるのも考えものです。そこで廊下として適切な照度もきちんと確保し、「美」と「用」のバランスにも配慮しました。
最終的に私のアイデアを採用いただき、施工した空間は大好評。担当者の方だけでなく、クライアントの役員クラスの方からも、おほめの言葉をいただきました。要望に応えられたことがうれしかったですし、大きな自信につながりました。

三井住友建設で働いていて良かったことは?

尊敬できる上司や先輩がいること

電気設備の世界はとても奥が深く、毎日が充実しています。こうして楽しく仕事ができているのは、いつも私をサポートしてくれる上司や先輩のおかげだと思っています。
設計に異動したのは、ちょうどコロナ禍で在宅勤務に切り替わった時期。慣れない仕事を前に、コミュニケーションが取りづらくなるんじゃないかと不安でした。そんななか、上司は親身に相談に乗ってくれました。1つ聞いたら10教えてくれて、私ひとりのためにリモートで2時間ほど割いてくれた日もありました。本当に心強い存在で、今も頼りにさせてもらっています。
社内には他にも、尊敬できる方がたくさんいます。子育てと仕事を両立している女性の先輩社員もいて、私にとってのロールモデルです。結婚や出産を視野に入れつつ、早く一人前の技術者になり、将来はその方みたいに活躍したいと思っています。

1 Day Schedule

8:00
出社、メール確認
8:30
グループミーティングで各自の仕事進捗を共有
9:00
定例ミーティング用資料の最終手直し
10:00
お客様との定例ミーティング
12:00
昼食
13:00
照度計算および照明プランニング
16:00
関連部署とのミーティング
17:00
次の定例ミーティングに向けた資料作成
19:00
退社

Private

同期の仲の良さにかけては、私たちの代が一番だと思っています。入社1年目には泊りがけで金沢旅行に行きましたし、みんなが揃う研修の日は必ずお酒を飲みに行きます。