仕事と人を知る

INTERVIEW

事務所ビル、美術館、
オリンピック施設。
この幅広さが
成長につながっています。

国際環境工学部
建築デザイン学科卒
2016年入社
岩崎 瑠梨

入社理由について教えてください

雰囲気のいい会社で、現場監督がしたかった

大学に入学したての頃は設計志望でしたが、構造や材料、設備など建築について多面的に学ぶうち、だんだんと施工管理志望へと変わっていきました。建物を実際につくりあげるプロセスに興味を抱き、デスクワークではなく体を動かす働き方についても、自分に合っていると感じたんです。
就職活動では、さまざまな種類の大規模建築に携わりたいとの思いから、応募先をゼネコンに絞りました。何社か受けるなかで見えてきたのは、社風や人柄の違いです。三井住友建設は、説明会から最終面接まで、会う方、会う方がみんな温かい印象。内々定をいただいた後も、承諾の返事を急かされることはなく、「自分の人生だから、ゆっくり考えてくださいね」と私を気づかってくれました。厳しいイメージのあった建設業界でしたが、「この会社の現場なら、女性の私でも楽しく働けそう」と感じ、入社することに決めました。

現在、どんな仕事を担当していますか?

オリンピック施設の改修工事

入社以来、多種多様な現場で施工管理の仕事をしてきました。1年目は特別養護老人ホーム、2〜4年目は事務所ビル、5年目は美術館の改修工事。そして6年目の2021年からは、オリンピック施設の改修工事を担当しています。
そこはもともと、各国選手団向けのクリニック・ダイニング・トレーニングジムなどに使用されていた複合施設。東京オリンピックの開催期間中から現場で準備を進め、閉会後に建物内装の解体工事をスタートしました。私は工程管理を担当し、無事解体を終えた現在は、新たにつくる商業施設の仮設計画や工程表の作成を進めています。
広大なオリンピック選手村跡地は、「晴海フラッグ」と呼ばれる街に生まれ変わります。そのなかでこの商業施設は、街の中心を担う存在。今から完成するのが楽しみです。

やりがいを感じる瞬間は?

建物が竣工を迎えたとき

これに勝る喜びは他にありません。どんなに苦労した現場でも、完成した建物を間近で見ると達成感でいっぱいになります。がんばってよかったなと心から思う瞬間です。
また、発注者の要望に沿った建物を引き渡すことが本来の目的ですが、その先にいる利用者の方々に喜んでいただくことにも意義を感じます。社会の役に立っていると実感できることも、建築施工のやりがいのひとつです。自分の携わった建物が、20年後も30年後もその場所にあり続ける。そこに最大の魅力を感じます。

思い出深いプロジェクトは?

「つくる喜び」を知った事務所ビルの案件

建物をつくる喜びについては、今でこそ自分事として話せますが、入社1年目は軽めの業務中心だったこともあり、まだまだ実感がともないませんでした。初めて充実感を味わったのは、その次に担当した事務所ビル。この現場では、古いビルの解体工事の段階から配属をされました。その後の建替新築ビルの工事で、躯体工事、外装仕上げ工事まで、中心的な役割を担いました。
鉄骨造も初めてなうえ、すべての工程がわからないことだらけ。はじめは不安でいっぱいでした。それでも上司が丁寧に教えてくれたおかげで、苦労しながらなんとか乗り越えることができました。この場面ではこう解決すればいいんだと知り、引き出しが増えていくことが日々のささやかな喜びにもなりました。最終的に、心からカッコいいと思える事務所ビルが完成。施工管理という仕事のやりがいを実感しました。

三井住友建設で働いていて良かったことは?

多彩な案件を通して成長できること

これまで経験してきた現場は、本当に幅広い。前述の事務所ビルは大規模な現場。そこでは自分の持ち場で担当業務を全うすることを学びました。一方、美術館の改修工事は小規模な現場。担当という概念がなく、自分が中心になって社内外のメンバーを取りまとめる難しさを知りました。
両方を経験できたことは自分にとっての大きな財産です。それぞれの現場でしか学べないことも多く、案件の多彩さや振り幅の大きさは、三井住友建設だからこそ得られる成長機会だと思います。今後は、いつか挑戦したいと入社時から憧れていた超高層マンションの現場にも携わりたいと考えています。

1 Day Schedule

7:00
出社、現場作業書を確認
8:00
現場にて朝礼
8:15
現場巡回しながら協力会社と作業内容の確認
10:00
現場事務所に戻りミーティング
11:00
現場にて各職長と打ち合わせ
12:00
昼食
13:00
現場巡回
14:30
現場事務所に戻り工程表の作成、施工写真の整理
17:00
現場巡回と締め作業
18:00
作業日誌の作成
19:00
退社

Private

基本的にはインドア派なので、家でゆっくり過ごすことが多いですね。まとまった休日には、主人と外出したり、友人と旅行に行ったりと楽しんでいます。